きょうの空は。 sabahaneko.exblog.jp

エリザ2016

本日、兵庫では…
今年の『エリザベート』が始まりました。
furu嬢のチケットがあったのに、ごめんわたし仕事(ダメすぎる辛すぎる)

きょうはLINEで
宝塚から生中継してもらいました。
ありがとう、友情を感じた…。かも…。

そんなわけで『エリザベート』です。
この演目、どうしてこんなに好きなのかわかりません。
わたしは書くことがストレス解消なので今晩は字を書きます。
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2幕が始まってすぐの、『わたしが踊るとき』はとても美しい1曲。

エリザベート(シシィ)に
黄泉の国の「死」(トート)が歌いかけます。


<飛ぶがいい カモメよ 嵐の夜もそばにいよう>
 もう 一人だけで飛べるわ 

<手を取って 俺と踊るんだ >
 踊るなら 命果てるそのときも 一人で舞う あなたの前で

<もうすぐに>
 愛し始めたの  人生を
<憎み出す 人生を>

という、掛け合いなのですが…
強くて、不吉で、綺麗です。

トートは簡単に自分のものにならないシシィに惚れていて
生きている彼女に愛されたいんです。「死」なのにね。

少女から晩年まで
人生の苦難の節目節目で、
トートがここぞとばかりにお誘いにくるのですが、
シシィはそのたびに毅然とトート閣下の手を振り払います。

トートを演じる役者さんによって
シシィに拒まれたときは
寂しそうだったり、悲しそうだったり、悔しそうだったり。

そして今回トートはfuru嬢のご贔屓(宝塚のチャラ男)朝夏さんなので
手を振り払われても「さすが俺のシシィ」ってお顔らしいです。
なんのプレイかしらね。
(ああ、はやく観たい)

物語全体の語り手はルキーニさん。
最後にシシィを刺し殺してしまう人です。

老いて、刺し殺されて、シシィは最後に死(トート)の手を取ります。

おつかれさま、シシィ。
たぶん、そんなお話です。
by meggy_i | 2016-07-23 00:00